こんにちは、jinbocchiです。
このブログは、毎日毎日、少しずつでもいいから文章を綴ることで自分のアウトプットの力を伸ばしたい、という自分勝手なブログで、毎朝7時に更新されます。
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そろそろ受験生たちが塾を去っていくタイミングです。
高校の方も、共通テスト(旧センター試験)が終わってからは徐々に家庭学習期間になるのですが、大学受験のラストまでいかずに、私立や推薦の子たちは割と早いんですよね。
で、先日、ある高校生からお手紙もらいました。
なんやかんや管理職と言われるやつになってきた手前、直接指導に入ることも減ってしまっていたですが、ふとしたことで接点が出来た生徒でした。
ので、久しぶりに、何気に嬉しいお手紙でした。
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その子は、高校三年生。
受験に向けて、英語の授業をとってくれていました。
ある夏休みの日。
そこで、どうやら授業中に先生からの言葉に、色々思うことがあったらしく、不機嫌というかなんというか、様子がおかしい感じになってたんですね。
それを、たまたま巡回していたワタシが見つけたんですが。
思い詰めたような、軽くパニックになってるような。
ざわざわしているような。
ほんと、それは偶然の出来事だったのですが、さすがに様子が心配になり、授業後に先生にも状況聞き取って、その子に声をかけに行きました。
面談室で、色々聞いてみて、色んな感情やら何やらに飲み込まれつつある様子がわかりました。
受験への焦り
まわりの人との比較からくる焦り
手がつかない気持ち
勉強できていない反省
どうしたらいいか分からない葛藤
そんなことを涙ながらに話してくれました。色んなことを教えてくれて、結果的に、前向きになってくれました。悩みの種っぽくなってた志望校についても、整理して考え直して。
結果的には、堂々と合格していきました。
そんなことがあったなぁ、と思いつつ。その子の手紙には、当時のことも書いてありました。
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そこには「自分の弱いところを普段出さないのに出せた」と書かれていました。
個人的には、とっても良かったと思います。
と言うのも、ワタシ自身の人生観的にもそうなのですが。
無理して繕う殻ほどもろいものはなく、むしろたまに辛くなり過ぎるときは、それを出した方がいいと思っているから。
だから、その子がそういう感じ方をしてくれたのは、本当にホッとしました。
弱いところを出せるということは、辛さを見せずに我慢しているようなものですが、限界があります。人それぞれ。
そこを悲観して、自分を下げ続ける人もいますよね。ワタシはそれを長らくやってきました。いいことは…無いと思います。精神病んで、健康じゃなくなるというか。
むしろ、弱さなんて出すことが出来たら、あとは強くなるだけ!って感じで吹っ切れるんすよね。我慢しないで、発散しちゃう方がいい。
その子も、夏以降は元気になったなぁと、思います。
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学習指導も大切にしてますけど、ちょっとだけお節介になるならば、一人でも歩み続ける力をつけないといけないって思うんすよね。
挫折なんて絶対起こりうるし、虚無感に襲われたり、自暴自棄になることだってある。
けど。そっからどうやって立ち直れるか、それが大事。
そういう時ってね。一人で勝手に立ち直れることはないって思うんよね。てか、立ち直れるとしたら、それは軽微なんじゃ無いかとさえ、思っちゃう。
そういう経験、一度してみたらよい。
自分は案外強いんだと、世の中は案外気を抜いていいんだと、世界は案外狭いようで広いんだと、色んなことに目が向くはず。
そして目の前は、ちょっとだけ顔を上げれば明るいんだと。
そのために、たまに弱さを出せる場所になれるなら、ワタシはなりたいと思いますよ。