なんのために数学やらないといけないのー?と言われた時になんて答えるかって?

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こんにちは、jinbocchiです。

このブログは、毎日毎日、少しずつでもいいから文章を綴ることで自分のアウトプットの力を伸ばしたい、という自分勝手なブログで、毎朝7時に更新されます。

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学校や塾にいて、子どもから投げかけられる質問(というか愚痴)で代表的なもののひとつ。

『なんのために数学やらないといけないのー?』

ってやつ。

まぁ、各教科に置き換えて、度々されるであろうと思います。ただ、数学って言われやすいのかなぁと思ったりもします。

国語は…まぁ分かる。古典はちょっと分からない。

英語も…なんか自然と分かる気がしてる。

理科は…数学と同列っぽいのに、なんか身近に感じる気がして分かる。

社会は…なんか知っておくべきことが多い気がする。

まぁ、ここまで完全なワタシの主観ですけどね。ごめんなさい。

皆さん、『なんのために数学やらないといけないのー?』って言われたら、どうに答えます???

★★★★★★

ちなみに、文部科学省の学習指導要領には、数学科の目的として、こんな感じで書かれてます。

数学的な見方・考え方を働かせ,数学的活動を通して,数学的に考える資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
(1) 数量や図形などについての基礎的な概念や原理・法則などを理解するとともに,事象を数学化したり,数学的に解釈したり,数学的に表現・処理したりする技能を身に付けるようにする。
(2) 数学を活用して事象を論理的に考察する力,数量や図形などの性質を見いだし統合的・発展的に考察する力,数学的な表現を用いて事象を簡潔・明瞭・的確に表現する力を養う。
(3) 数学的活動の楽しさや数学のよさを実感して粘り強く考え,数学を生活や学習に生かそうとする態度,問題解決の過程を振り返って評価・改善しようとする態度を養う。

はい、こんな感じ。

学校の先生は日々さまざまな工夫をされて、これらの数学科の目的に向かって邁進されております。

その部分は、ワタシが塾にいて接していても、やはり同じだと思います。数字を扱うことで世の中の色んなことが見えたり分かったり。それを表現したり。そんなのが数学を学ぶ理由とでも言いましょうか。

ただ、ね。

色々難しく考えなくともいいのかなぁと思ったりもします。子ども目線ならば。

問題が解けて、楽しいと思ったり、面白いと思ったりする。

理解ができたら、興味をもつようになる。

そういう知的好奇心から生まれる理由くらいで、むしろいいんかなぁとか思うんだよね。数学をやる理由なんて。

学校の先生たちの指導をないがしろにする訳じゃないんだけどさ。理解ができてなかったり置いてかれたりした子どもを塾で見ていると、彼らに足りないのは知的好奇心なんすよね。

解けてたり理解してたら、それなりに問題に対して知的好奇心は満たされてるから、壮大な意義を感じなくとも『なんのために〜』って言わない気がします。

目的を知らしめることよりも、好奇心を掻き立てることに。

勉強って、そうであったら楽しいだろうなぁ。

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はてさて、『なんのために数学やらないといけないのー?』って聞かれた場合、ワタシは2パターンの返答をしてます。

もし、その子が数学を得意だったり好きだったりする場合であれば、さっきの指導要領に沿った価値観のもとで答えると思います。

「世の中のことを知るのに、数学が多いに助けてくれるからさ。数学は自然の言語さ」

さすがに、そんな気取ったことは言いませんが、まぁ、文脈に沿って、そんな感じのことを言います。数学的知識や感覚があることで、例えばこんなことが分かるよね。とかね。

もし、その子が数学を嫌い、やりたくない、そんなふうに思っているこの場合。そうなると『なんのために〜』は質問というより愚痴よりなので…

「中間テストのためです!がんばれー!」

と言いきっちゃって、とりあえず指導に戻ります。

こういう状況の子どもに、先に書いたようなことを伝えたところで、なんか違うなぁとも思っちゃいますからね…。

そして、指導をする中で、彼らが少しでも多く問題を解けるようになり、質問をするようになり、前向きになってきてくれたら、その時は先に書いたようなことを言います。

数学が苦手な子には、壮大な目的なんてのはいらないんだよね、きっと。まずは「出来た!」「わかった!」という発見と笑顔が生まれることです。

その辺は、ワタシのような教える側の腕の見せ所なのかもしれません。きっと誰もが数学なんて楽しめるはずだし、知的好奇心は持っているはず。それを信じて。

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