褒めるというありふれた行為の難しさと、尊さと。ポイントは?

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こんにちは、jinbocchiです。

このブログは、毎日毎日、少しずつでもいいから文章を綴ることで自分のアウトプットの力を伸ばしたい、という自分勝手なブログで、毎朝7時に更新されます。

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あなたは最近褒められたことはありますか?

塾の研修にて、そんな問いかけをします。

まぁ、研修で伝えたいことは「子どもを褒めてあげましょう」という流れなんですけどもね。上の質問を投げかけると、ほぼ全ての人は「褒められてないですね」と答えます。

個人的な意見にもなりますが、学習塾で働こうとしてくれる人は、とかく学校教育やテスト、入試といった場面では、それなりに好成績だった方が多いはず。少なくとも、その部分には劣等感があまりない方々です。

それだけが人生の全てってわけじゃないんだけども、それにしても褒められてない人が多くて、改めて考えると驚きます。

皆さんはどうでしょうか?

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褒めたら伸びない!って意見もあるだろうし、そういう書籍も読んだことありますが、そうは言っても『褒めたら伸びる』『褒めたらやる気になる』『褒められたら自己承認欲求が満たされる』なんて考えてはいます。

褒められたら、嬉しいですもんね。なんだかんだ言っても。

でも、なかなか現実的には褒められる機会って少ないんですよね。

どことなく、褒めるのって気持ちの問題みたいになってて、これを意識しようとしても、上手くできなかったり、むしろ怒っちゃったり。そんな声もよく聞きます。

そう、褒めるのって難しいんすよね。

学習塾という世界にそこそこ長くいて、ワタシは比較的、褒めるのが上手いと思っております。それなりに。けど、これも案外、練習してきたというか、意識して取り組んできたからこそ、身についたものでもあるんす。

褒めるための方法、それは『よく見ること』に尽きます。

よーく観察して、観察して、観察します。

前回会った時から変化があったかどうか。

今日会ってから変化があったかどうか。

そういう差異を探せるかどうか。

それが褒めるポイントに直結するんす。

そして、その見るポイントは得点とか結果だけに限りません。仕草から分かること、行動の変容から分かる意識の違い、挑戦しようとしているのか、悩んでいるのか。

それらを多角的に観察した結果、褒めるポイントが見つかるんすよね。

これを間違えて、とりあえず声かけするように褒めると、「何急に…(てか、どこ見てんの?)」みたいな的外れな褒めに、ついつい機嫌取ろうとしてるように感じられちゃって、イラッとしちゃうんですよね。

そのためにはめっちゃ観察しないとダメす。

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こういう言い方をしちゃうと、ついつい熟練者じゃないといけない気がしちゃうかもしれません。勉強のことなら、先生やってないと気付けない。スポーツのことなら、元選手じゃないと気付けないし。みたいな。

けど、そうでもないんですよね。

熟練者って、頭の中に『正解』がイメージ出来ちゃってるし、その人にとっては当たり前のことばかりあって。それを挑戦している側が出来ないのは普通なんだけど、ついつい『正解』と比較しちゃいがちで。

「そこは、こうやらないとダメだよ」

「そういう時の解法は、それじゃ無理だよ」

そういう捉え方になるのも珍しくは無いんですよね。大人の世界にも『教育係』的な仕事あると思うけど、そっちは割とこれじゃないですか?

減点法で世界を見ちゃう。それは教育係としては微妙というか、ある意味、チェックしてるだけですよね。教えていくとするならば、学習者の変化をよく見てあげて、ピンポイントの褒めを提供しないと、と思います。

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褒めるって、難しいことです。

けど、意識ができれば沢山見つかるんですよね、褒めるポイント。

生まれたての赤ちゃんが、日々少しずつ変わっていく。すると自然に褒められるもんですよね。

アナタの目の前の、誰かさん。

褒められそうですか?

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