こんにちは、jinbocchiです。
このブログは、毎日毎日、少しずつでもいいから文章を綴ることで自分のアウトプットの力を伸ばしたい、という自分勝手なブログで、毎朝7時に更新されます。
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仕事柄、年に数回の大きめなセミナーをやらせてもらえる、ありがたい機会をいただいてきました。
おおよそ2時間の尺で、パワポ使って色々練りながら作るのですが、その時に意識していることのひとつが『簡単そうに見せる』ってことです。
たくさん練習したり、脳内でイメトレしたり、ガチャガチャさせずにすっきりしたスライドにしつつもポイントは絞っていたり、と。
実は結構な手間暇かけていたり、大変なところほど、サラリとやって魅せるのが大切なんですよね。
そのためには洗練が必要。
ま、詳しくは『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』っていう書籍に載ってます。これはワタシのバイブル的存在なんですけどもね。
この経験から、ひとつの様子が見て取れるようになりました。
それは
簡単そうなことほど、実は難しい
ということです。
簡単そうに見えることというのは、見た目では『あっさり、さっぱり、ひっかかりのない様子』が見てとれることです。
そういったものは、本当に簡単な単純作業などで無ければ、とても高度なレベルの出来事だと分かると思います。
例えば料理の場合、さくさくっと料理をする方を見た場合は想像しやすいですよね。その人の料理レベルが高いこと、容易に想像できると思います。
変なところで手間取ることなく、一個一個の作業がスムーズに行えるって、ほんとすごいですよね。
楽器の演奏なんかもそうですよね。
超絶なスピードやテクニックを見せつけるようなものじゃなくとも、普通の演奏を滞りなく出来ることって、やはりハイレベルなんだと思います。
音がぶれない、リズムがずれない、強弱が自然であり、見ていて安心する。
こういった目に見えるもの、実技的なものは、まさに想像しやすいものです。
逆に、スキルの様子が際立って見えにくいものは、さらにそう思います。
先に挙げたプレゼンなんかもそうだし、もっとミクロな場面でいえば、営業、店舗の販売促進、事務の電話対応、などなど。
これらは音楽や料理とかとは違って、スキルの高低は目に見えにくいものです。が、そつなくこなせる人たちと、そうじゃない人たちの違いは多くの社会人は、簡単に想像できるんじゃないでしょうか。
そういったスキルの様子が見えにくいものほど、実は詳細に気にするところがたくさんあったり、経験によって裏打ちされた『気にするべき何か』というものが多大にあるようにも思います。
ちょっとの声かけ
ちょっとのあいさつ
ちょっとの準備や下調べ
ちょっとの配慮
ほんと気にし出したらキリが無いんですけどね。
それらが有機的な結びつきをしたうえで、円滑な事務職ってのがあると思います。
これは、めっちゃくちゃ個人的な意見なのですが、求人なんかで事務職を希望する方がめっちゃ多い印象あるんですけど、すぐ辞めちゃう人も多い印象なんですよね。
そういう場合、職場が合わないとかってのもよく聞きますけど、それ以上にスキル不足が多い気がします。
こういった側面のスキルの様子が分かりにくくて(事務職なら自分にも出来る)的な価値観の人が、割といらっしゃる感じなんです。
事務職って、やってみたらめっちゃ大変だった、って人も多いのかも。
正直なところ、これは教える側の力量不足というか、配慮もめっちゃ重要なんでなんともいえませんけどね。
あとは、事務職ってのが合う・合わないもあり得ます。それは個性でしかないから、合わなかったら無理する必要もないし、やれる仕事に従事できれば、十分やりがいはあると思う。
簡単そうに見えることは、実はめっちゃ難しい。
そう胸に止めつつ、新規で働く新入社員や仲間には目を向けていけるといいですね。