こんにちは、jinbocchiです。
夏休みの宿題は7月中に終わらせますか?
それとも8月末までかかりますか?
塾で働くようになって、基本的には「7月中に終わらせよー!」と声をかけるようにしています。
というのも、パーキンソンの法則といわれる有名な考え方がありますが、それによります。
パーキンソンの法則は、英国の歴史学者・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソンが、著作の中で提唱した法則のことですね。
以下の2つの法則が書かれています。
(第1法則)仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する。
(第2法則)支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
んで、仕事の話題でよくいわれるのは第1法則の方。
もう少しわかりやすくしてみると、「人間は時間を与えられると、それを全部使い切ってしまう」ってことですね。
業務に8時間という時間を与えられると、仮に4時間で終わるような仕事でも、8時間まるまる使い切って遂行するということです。
ムダに4時間使っちゃうんですね。
時間に余裕がありすぎて、集中力が欠けてしまい、ダラダラやっちゃって、結局業務の効率が下がってしまうんです。
社会人の皆さん、思い当たるフシはあるでしょう。
ワタシもめっちゃくちゃ、あります。
これの分かりやすいパターンとして、冒頭に書いた『夏休みの宿題』なんですよね。
学校の数十人とか下手すると数百人とか、一斉に同じ内容のワークやプリントの宿題を課されるわけですけど、個人差や力量差を考えたら、なかなか謎なんですよね。
まぁ、大抵の内容はやったことあるものが並んでるんで、普通にやれればあっという間に終わるっちゃあ終わる。
だから、細かいことを考えずに「7月中に終わらせよー!」と。
それをやらないと、ダラダラと月末までのびちゃうんすよね。
もちろん、実力的に厳しいって子もいるし、高校なんかは、それ以上に量があり過ぎるってこともあるんで、あくまで基本的に、ってだけです。
ただ、面白いのは、こういう動きに乗れたパターンの子は、その後の成績とか学習態度とかに変化が出るなぁって経験あります。割と、よくあります。
達成感とか、実力をつけたとか、そういう価値観があるんでしょうね。
あとは、そのおかげで8月の頭が比較的余裕ができる(し、案外この辺りが夏祭りだったりする)。
それらを通じて、夏の終わりには、また一つ挑戦しようかという雰囲気が出てくる、と。
そういう経験の積み重ねって大切よね。
だから、夏休みの始まる頃には、出来るだけ与えられた時間をふんだんに使わないように、心がけていけるように声かけてます。
と書きながら、やっぱり自戒の念もモリモリで。
仕事の場合も、自身の生活の中でも、こういう意識でいないと時間はどんどん無くなって、後ろにパンパンになる。
さて、思い立ったらとりあえず始めて、さくさくと終わらせよう。今年こそ。