考え過ぎと言われ続けて25年のワタシが思う、即断即決と情報量との付き合い方(模索中)

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こんにちは、jinbocchiです。

最近、別の記事でもサラッと書いた『HSP』って、皆さん知ってます?

HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、心理学者のエレイン・アーロン博士によって提唱された概念のことです。

刺激に対して非常に敏感で、繊細な気質をもって生まれた人、という意味で、感受性が強く、他人の感情が気になりやすく、ストレスを感じやすい傾向があります。

ワタシは、めっぽうこれの感じがするんですよねぇ。

自称とはいえ、物心ついた頃から『考え過ぎ』『感受性が強い』って言われ続けてきました。

なんか色々なことにアンテナ立ち過ぎて、自分を追い込むようなことが多いんですよね。

いやもう、ほんと。

よく学校行けなくなったり、通うことの意義を考えられなくなったりしました。普通に朝起きて行けばいいのに、なんかしら頭の中にグルグル回り出すんですよね。大した解答が浮かぶわけでも無いのに、ずーっと考えてる。

結果として、大人の目を気にしたり、周りの同世代の目を気にしたり。世界から切り離された場所を歩むかの如く、ひたすら脳内に生きてました。

そういう経験は、塾の仕事してても大分活かせる場面はありまして、良かったとは思ってます。割と、そんな感じで悩んでたり、言葉に出したり人に言わないけど、なんかめっちゃ悩んでたりする生徒、多いんです。

ですが、それも結果論でして。

いざ、社会人になるぞって頃には、こういう自分の側面がめちゃくちゃ不利になると思ってたんですよね。『考え過ぎ』は、ビジネスにおいては負の側面しかないと。

これについては、概ね今でもそうに思ってます。

というのも、考え過ぎてる状況の場合は、多くが『行動をしていない』『行動につながっていない』ということが多いんですよね。

結果は行動の集積でしかない、とも言われます。まさに、『考え過ぎ』はそこにつながらないのです。脳内思考をしたところで、哲学的に考えたところで、目の前に映る世の光景は1ミリも変わってない。

今思うと、人生で初めて読んだビジネス本は、ほとんどがそういう本でした。動け!みたいな。

そんなこんなで、結果論的にはHSPな経験も良かったとは思うものの、やはりこういう気質や考え方を強くもつ性格は、ビジネスにおいては難しいなぁと感じます。

ワタシから見たら、世の中の非HSPさん達はめっちゃ逞しくて、正直なところ理解ができないんすよね。それくらい別次元に思えてきます。

そんなワタシの行動方針のひとつに『即断即決』がありました。さっき上に書いたような、かつて読んだビジネス本に影響を受けながら、たどり着いた方法論のひとつ。

要は、日々の様々な出来事に対して、即断即決をしちゃうことでもって、『考え過ぎる』って状態を作らないようにするための工夫なんですよね。

仕事であれば…メールが来たら、可能な限り結論を出しちゃって行動に移しちゃう、とか。ざっくりでも形を決めて、進めちゃうとか。

ちょっとでも気を抜いて溜め込んでしまうと、あれやこれやといろんな可能性や視点を思い浮かべちゃって、手がつかなくなるんです。だから、何はともあれ即断即決。

ただ、これもやっぱり限界ラインみたいなものがあって、そもそもの情報量が過多になると、もう上手くいかなくなるんですよ。

例えば、決めるべきことが多岐にわたって4つも5つもある段階での即断即決は厳しい。メールが来た時に、その中に何個もやるべきことが並んでるとかね、しかも、それが全て密度が違ったり期限が違ったり。片方は即断即決出来そうなのに、もう片方は今は結論が出ない、みたいなこと。

そうなると、パンクします。

1メール1案件。これを逸脱したらSPAM認定するようなシステムが欲しい。ほんと切実に…それくらいツラい。

あとは単純に処理できる情報を大いに超えたとき。

即断即決って、言葉だけ聞くと“仕事の早い人”みたいになりがちなんですけど、そうじゃないんですよね。本質のところは、さっき書いたように『考え過ぎる』状態を生まないための方法なのです。

だから、上に挙げたようなパンクを少しでもし始めたら、処理速度はめっちゃ落ちます。『考え過ぎる』状態が生まれ始めるから。そうなった時には全体の処理が追いつかなくなるので、処理できる情報量が大いに超えます。

そういう時って、頭が止まります。

ボーッとしてるというか、真剣な顔のまま固まるというか。それが積み重なると、発狂したり吐いたり。そうなります。

これとは一生付き合っていくでしょう。

だからこそ、今日もまた。出来ることなら考え過ぎないで結論が欲しいと思っちゃう日々なのです。

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