こんにちは、jinbocchiです。
仕事柄、これから社会に出ていく大学生から就職の相談をされる機会も多いです。
それなりに普通じゃない就職経路を辿ったような気もするワタシなんかのアドバイスは、どこまで活きるのか、分かりかねますが…割と相談に乗ってもらいたいと言われるのは、嬉しくもあり、ソワソワすることでもあり。
そんな相談で、数年前から言われることは
「ホワイトなところに入りたい」です。
なんだかんだ、めっちゃ言われます。
ブラックが嫌なんですよね、みなさん。当たり前か。
世の中に「ブラック企業」とか「ブラックバイト」とか「ブラック部活」とか、言葉で明示されると気になる頻度も上がるし、認知されやすくもなる。そういう意味では、数年前の、ある種の流行りというか、ムーブメントもあるでしょうけど。
けど、ここで心配になるのは、そういった言葉での明示が、中身を伴わずにムーブメントで起こると、世の中の人々が誤解というか、なんとなくの理解でもって、ことあるごとにブラック、ブラックと言うようになる。
それは、それで心配だなぁって思います。
上に挙げたような就職活動をするような学生の相談で思うのは、大体の(就活するような)企業はそれなりにホワイトじゃないかな?というところ。
会社側の視点で言えば、そういう意識でいないと、新採用はおろか、現行の社員さえいなくなる世の中だとも思います。働く側にも、ホワイト・ブラックの価値観は浸透しましたからね。
当然、例外もあるかもしれませんが。
この情報化社会において、うわっつらはホワイト、中身はブラックみたいな会社は生き残れないように思うのです。
そうは言っても、業務の細かいところを見ていったら残業やら休日出勤やら、起こりえます、さすがに。
というのも、規則があっても、ヒトが動いてるからね、ロボットじゃないからね。
長い時間の中で、残業有りきや休日出勤有りきでやってきた企業や会社、部署やチームがあったことも事実。そのために、実務の中には、いきなりホワイトにできることと、グレーになることと、仕方なくブラックのままなこととあります。
大切なことは、そういう中身を、みんなの知恵でもってグレーにしたりホワイトにしたり、努力することだと思います。いきなり入った会社がめっちゃホワイト!ってのは、そういう先人の努力のタマモノか、もしくは最初からシステム的に設計が違う企業でしょう。
私の身の回りもそう。
さらりとホワイトなところもいっぱい。けど、なんだかんだ残業したり、疲弊しながら進めている仕事もあります。業務量のバランスが偏ってたり、それによってしわ寄せが発生したり。
これは、「工夫をして変えるべき」ものです。一人で抱えているものを分けたり、そもそも仕事の意義を考えて辞めたり、減らしたり。そうやってアイデアを出し合って試行錯誤しながらいくべきです。
例えば有休。
みんなとらない、とりにくい。
そんな雰囲気がある職場ならどうしようか?
有休のとりやすさを考えた結果、こちらは「システム的に変えるべきもの」と判断。年間のスケジュールに、休みの取りたいところを先に決めてしまうのです。誕生日、結婚記念日、大切なライブ、もろもろ。
先にみんながそれぞれの権利として休みを決めること。これってシステムが変われば、割とみんな有効活用するものでした。
こうやって、世の中は少しずつ、少しずつホワイトに向けて頑張って変わっていると思うのです。
なんかこうに書くと、ブラックを前向きに肯定しそうな雰囲気ですが、そーじゃない。
確かに、働く側が気持ちよく働けるように脱・ブラックは大切です。けど、過渡期の場合はブラック企業の方が、学びや改善を検討しやすいはず。だって直せるような側面がらたくさんあるってことだからね。
逆にホワイトと呼ばれる場合、制度としてしっかり設計されているため、そういう部分は少ないと思うんだよね。その設定の中であれば、問題が起こらないってことだもんね。
で、そこんところは結構大切でね。
誰かに無理強いされたり強迫観念で仕事をして身体や精神が壊れるようなブラックは辞めた方がいいけど、そうじゃない場合は、学びや改善のためのトライアンドエラーをやれるって可能性もある。で、問題解決的な思考の場合、そういう場数はホント大切。
あくまでヒトが関わり合って働くのが、色んな職場でも多いいことでしょうから、そういった現実の方が多いんじゃなかろうか。
そうなった場合、上司やリーダーと呼ばれる人は色んな改善の努力をしないといけないけど、同時に、部下や若手とかはその種を見つけてあげた方がいい。そうのは規則以外のところで意識しておかないと、長い目でみたときにより大変になると思うのよね。
少し無理をすると、パワハラと言われる、言いたくなる雰囲気では、良くも悪くも波風たたず。
そうなった時に、その会社は継続できるのだろうか…
んー、書けども書けども、なんだか今日はうまくまとまらない。
この話題は、また取り上げるでしょうが、、、改めて考え続けます。