選択と集中の難しさと大切さと

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こんにちは、jinbocchiです。

気が付けばすっかり寒くなってきましたが、それでも暖冬と言われてますね。

言われてみると、もっと凍えるような寒さな気もしますが、昼間は割とあったかい。

ミートテックの着こなし上手な私は、まだまだアウター無くても大丈夫です。


痩せましょう。



さて、本題。『選択と集中』について思うことです。

『選択と集中』(Selection and Concentration)とは、主に経営に関する言葉として知られています。

複数の事業にわたり、多角経営を行う企業等が核となる事業の見極めと選択を行い、組織内の経営資源を集中投下することで、経営の効率化や業績向上を目指す経営戦略ですね。

まじめな文章になったから、なんか堅苦しい言葉がたくさんでしたね。


かの有名な経営学者、ピーター・ドラッカーが提唱した考え方。

もしドラ、のドラです。

また、ゼネラル・エレクトリックのCEOジャック・ウェルチは、選択と集中を実践したような『ナンバー1、ナンバー2戦略』打ち出しました。

市場の上位にない事業は、早々に立て直し上位を狙うか、難しい場合は、撤退、閉鎖、売却を行うことを徹底して、経営回復を狙ったんですね。

どちらも古典的に有名な経営のレジェンド。

とは言うものの、私個人はウェルチさんは知らんかったです。ウェルチと言えば、グレープジュースしか思い浮かばなかったんですけどね。


で、この『選択と集中』ってのは、合理的で分かりやすく、尖っていく経営方針というイメージでした。

そりゃあ無駄なモノにリソース割いてないで、出来るだけ強みに重点をおいた方がいいもんねー、と。

言葉もなんだか響きがいいですもんね。

全集中っっっ!

ただ、チームを率いるような側の視点に立った時に、これは難しいぞ…と感じるようにもなりました。

ひとつは、めっちゃリスキーなこと。

これは、昨日の記事にも通じるところなんだけど、選択と集中をすることは、読み間違えるとめっちゃ危険ですよね。

上に書いたような経営判断の時点では、業界1位、2位あたりを狙える段階だとしても、その予想が外れないわけでは無いしね。1位、2位にいる既存の企業は、下位の人たちよりも強い可能性が高いんだから、普通に競い負けるかもしれない。

そうなったら、全負けになっちゃうんですよね。こわ。

ふたつめは、人財の有効活用が出来ないこと。

多種多様な業態から選択と集中をして絞り込むってことは、明らかに削ぎ落とされる業態があるわけです。

それは言いかえれば、そこで活躍できていた人、もしくは今後活躍が期待されるような人を見限るようなことにもなるわけで。

なんとか残ってくれたとしても、辞めて他のところに行きますって人も出るよね。


大きな企業ならね、それでも人財が多く抱えられているならば、ローテーションしてうまいことやれるかもしれないけど。そうじゃないなら、単純に人手が目減りするから、物理的に自分たちの首を絞めていくことになる。

そう考えていたら、なかなかに難しいことなんよね。

選択と集中。。。

しかも、少子高齢化の影響で、単純に人手や市場が縮小していく真っ只中の我々は、門を狭めると人が集まらないことも想像できる。

そう考え、チームを率いる視点だと『選択と集中』という考え方は、劇薬みたいなモノだなぁと感じるんですね。集中がめっちゃくちゃな突破力を持てるかもしれないから。

そういう意味では、出来るだけリスクを抱えないように分散していく意識の方が大切というか、無難というか、賢い戦略な気がしますね。

したたかに、そんな心持ちでいるべきだ、と。

ただ、それと対比するように、個々のメンバーは『選択と集中』を体現するものでもいいだと思う。

現場レベルで頑張る場合はさ、無駄に色々考えしまうくらいなら、一点突破する力強さを伸ばして活躍する方が、いい結果が生まれそうだから。

そして足りないところはみんなで補い合う。そっちの方がチームであることのメリットをしっかり出せるよね。

自分自身が、チームを率いるのか、チームの一員として活躍するのか、そのどちらかによって変わるんだよね。

今目の前に、仕事や役割で何かを抱えていたら、それを冷静に考えて振り分けてみようか。

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