あなたの時間は有限ですよ、と、大学生の頃の教授は言いました。

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こんにちは、jinbocchiです。
最近、いろいろと価値観が変わったり、うずまくほどの感情の波の中に飛び込んだり、おなかを出して寝ていたりしています。
はてさて、皆さんは「あなたの時間が有限」という言葉を知っていますか?
これでピンっ!と来る人は、多分ワタシと同年代か上の人で、ビジネス書とかを読むのが好きで、きっとAppleユーザーなのではないかと思います。
というのも、この言葉のもっとも有名なそれは、かのスティーブ・ジョブズの名言として、あちらこちらで見られるようになりましたからね。
これです。

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Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life. Don’t be trapped by dogma – which is living with the results of other people’s thinking. Don’t let the noise of others’ opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.  

あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。ドグマ(教義、常識、既存の理論)にとらわれるな。それは他人の考えた結果で生きていることなのだから。他人の意見が雑音のようにあなたの内面の声をかき消したりすることのないようにしなさい。そして最も重要なのは、自分の心と直感を信じる勇気を持ちなさい。それはどういうわけかあなたが本当になりたいものをすでによく知っているのだから。それ以外のことは、全部二の次の意味しかない。 

出典は、2005年のアメリカはスタンフォード大学の卒業式でのスピーチですね。

Steve Jobs' 2005 Stanford Commencement Address

このスピーチはめっちゃ有名で、日本の高校英語の教科書にも載ったくらい。

この「あなたの時間が有限」  という言葉、ワタシはジョブズのそれに出会うよりも前に、大学の教授から言われていました。
時系列的にはジョブズのスピーチのが先なので(ワタシが教授に聞いたのは2007年頃)、別に大学の教授がオリジナルだ!ってことはないんですが、当時はネットで情報を仕入れるってこともなかったですしね。
そんなこんなで、ワタシにとってはジョブズのスピーチというよりも、数学科の教授が口グセのように言っていたっていう印象の方が強いんですよね。

「時間は有限だから」  

「時間は無限じゃないよ」
そうに言われ続けました。
多分、ダラダラと数学の内容について考えていたふがいない大学生のワタシたちをせかすような、尻を叩くような、そんな感じでせっついていたのでしょう。
当時、大学生のワタシにとっては 、それほどに刺さらなかったと思います。厳しいなぁと思っていたゼミの勉強が、早く終われ~とか思っていたことでしょう。

けど、数学を突き詰めていくことで、途方もなく、終わりの見えない旅路になる感覚は、今となっては分かる気がします。とってもおこがましいんですけどね。
そんな世界に生きた数学の教授の言葉って、ひとえに他の学問とは一味違った言葉だったのだろなぁと思います。
あの頃に戻れるのなら、あと少し、あと少し。もうちょっと踏み込んで頑張りたかったなぁ。
これはただの後悔にしかなりません。

そんなこって、年を重ねるほどにこの言葉が胸にしみるんすよね。やっぱ。
なんというか、ダラダラ過ごす時間はないよなぁって感じになります。

ダラダラっていのは、定義が難しいんですけどね。
意図してダラダラした方が良かったり、体力回復のためのダラダラだったり。

そんなダラダラの言葉を定義してくれるのは、冒頭のジョブズの言葉。
  ドグマ(教義、常識、既存の理論)にとらわれるな。それは他人の考えた結果で生きていることなのだから。 

日本の文化の中で、こういうドグマにとらわれずに生きることは、傲慢だったり自分勝手にうつったりします。てか、ジョブズも、とってもめんどくさい人だったというのは定説。
そうは言いつつも、人生の途中でふと振り返って何かを考えるとき、それが自分の軸で生きていることなのか。有限な時間という資源の使い方として、納得しているのか。
 今日もまた、自分に問いかけ続けますかね。

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