こんにちは、jinbocchiです。
ワタシ、絵を描くのが好きです。
と言っても、今となってはそういうこともしないのですがね。
子どもの頃は、自由帳に漫画とか書いてました。オリジナル漫画。
どうなんですかね、そういう趣味の人って結構マイノリティ?
当時はノート数冊に渡るような漫画を書いていたなぁ。流石に処分しちゃったけど。
あの頃から、ずーっと描きつづけていたら今頃どんな人生を歩んでいただろうか。
そんな経験と思い出があるので、ワタシにとっては絵を描くことって結構特別なことです。
それと同時に、大したことでもなくて、趣味の延長でずーっと描きつづけてきた習慣みたいなものでした。
うまく言えませんが、大事にしたいことでもあり、それほど高尚なことでもないって感じか。
それって、塾での仕事に特段活かされているとは思わなかったんですけどね。
最近ちょっと思ったんですが、絵を上手く描けることは勉強に通ずるなぁと感じてきました。
それは、観察眼です。
そんな言い方をすると、なんかカッコつけたような感じになりますね。
まぁ、カッコつけました。
真面目な話に戻りますが。
絵を描く時って、時間の多くを『模写』に使います。
よく見て、よく見て、じっくり書いて。
よく見て、よく見て、じっくり書いて。
この繰り返し。
結構ハードなんですが、これをずーっとやります。
何気に書いた上のフレーズなんですけどね、ここがポイントで。
あまり模写をしたことがない人、絵がうまくないって思う人は
見て、書いて。
なんですよ。あっさりしてて、サクッと終わっちゃう。
そうじゃなくて、あくまでも
よく見て、よく見て、じっくり書いて。
なんです。
要は、めっちゃ細部に目をむけて観察しているんですよ。
例えば、線の細さや太さ、どこで変わっているのか、どっち向きの線が太くて、どっち向きの線が細いのか。
線の流れる向きはどっち向きか。ペンの入る方向はどっち向きか。
目のサイズは顔全体のどのくらいか。
目の位置は、耳と比較してどのくらいか。
鼻との距離感はどのくらいか。
1つのキャラクターだけでも差異がわかるし、同じ作者で見たらクセがわかる。
そういう特徴を見つけては真似をして、真似をしては特徴に気づいて。
この繰り返し。
そういう意味では、絵を描けるというのはとっても地味で、地道で、緻密な試行錯誤。
結構大変な作業ですよね。
だからこそ、量をこなせばこなすほど、絵は上手くなると思うし、時間が味方をすれば上達を確実にすると思ったりもします。
これって、他のいろんなことにも共通してること。
勉強なんかもそうなんですよね、極論。
数をこなさないといけない。
それは無下な反復練習ではなくて、毎回毎回に真剣になって、お手本を真似しては自分との差や違いを見抜いて、それを修正するために繰り返し練習。そしてそれができれば、次のレベルの気づきに目が向いて、さらに繰り返される。
進学校に通う子や、学力をメキメキ伸ばす子は、結果的に学習量が段違いだなぁとも思います。
それは、よく観察をしているということ。
模写のような根気強い作業の結果、どんどん練習量が増えているってこと。
勉強ができないって子は、模写の時と同じでね。同じような質問を何度もしていたり、同様な失敗が繰り返されたりする。
よく見て、よく見て、じっくり書いて。
勉強でも同じように、根気強くやれるのって大事ですよね。